矯正治療ではなく、出ている前歯を治したいです!

歯並びを治す治療の第一選択は矯正治療です。

ただ、「矯正治療をするほど費用をかけたくない」とか、「期間がかかることは
したくない」と思われている方も多いです。

また、「この2本だけが気になっているのだから」という部分的に気になって
いる時には、矯正治療ではなく、「かぶせ物」をすることで悩みは解決
されます。

特に、前歯を何度も治療されている時には、着色などの「見た目の悪さ」
も同時に感じていることがありますので、なおさらだと思います。

審美歯科治療では歯を大きく削って、出ている前歯をひっこめる訳ですが、
そこで問題になるのは歯を大きく削るために歯の神経を除去しなければ
ならないことが多いということです。

すでに歯の神経を除去している、またはその神経の治療に不備があるため
再治療が必要な時には問題はありません。

今まで一度も削ったことがないとてもきれいな歯の時は、歯科医もためらって
しまいます。

ただ、中途半端に歯を削ることになりますと、削る量が多いため、かえって歯が
しみて痛い、じわーんと痛いなどの症状が出てしまいます。

何より出ている歯をひっこめることが不十分になってしまい、出っ歯を解消しきれな
結果となってしまいます。

歯を削った後は仮の歯を装着する訳ですから、横から鏡をみたり、上唇の出っ張り
感が消失しているかなどよくご確認ください。

場合によっては、歯型をとって仮の歯をもう一度製作することで、歯科技工士が「出ている前歯をどの程度ひっこめられるか」という確認できますので、患者様の希望と歯科技工士の製作する歯について「すり合わせ」ができます。

通院回数は多くなりますが一発勝負で製作するのではないので、満足いただける「前歯」を手にいれることにつながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯を綺麗に治した後もお手入れは大事です☆

こんにちは。鈴木歯科クリニックの歯科衛生士杉沢です。
年末になり院長の治療の患者さんも予約で満員、歯科衛生士のクリーニングの予約も本日は朝から夜までいっぱいです。

クリーニングとは歯の表面の汚れを歯科専用の機械を使って取り、お口の中の虫歯菌や歯周病菌を除菌していくことです。定期的に続けていくことで、お口の状態が良くなり、虫歯や歯周病の進行を防ぎます。

昔は患者さんにわかりやすく「歯石取り」といっていましたが、痛くなく、快適に通っていただけるクリーニングは当院ではメンテナンスと言って、すべての患者さんに受けていただいています。

歯石取りで痛い思いをして、もう懲り懲りだ!!とう方も歯石がたくさんついて入れば、血が出たり、痛いこともありますが・・・一通りきっちり掃除した後のメンテナンス(クリーニング)は口の中がさっぱりして、気持ちいいですよ♪

クリーニングは入れ歯で歯が少ない方やまだ小さい赤ちゃん・虫歯になったことのない方、タバコを吸ってヤニが着く方、どんな方でも受けて頂けます。
お手頃な料金でできますので、健康のために是非1度受けてみてくださいね☆

ホワイトニングした後の後戻りについて

こんにちは。鈴木歯科クリニックの杉沢です。
ホワイトニングして歯を白くしたいけど、どれくらい長持ちするのか知りたいという方は多いと思います。

ホワイトニングはずっと持つわけではありません。ネイルやヘアカラーのように綺麗さを保つには定期的なお手入れが必要です。

ホワイトニングの効果は普段の喫煙や飲食物によって変わってきます。
色の付きやすい、カレーやコーヒー、コーラなど日頃から飲んだりする方は後戻りも早いです。

ホワイトニングも髪の毛の伸びたところだけ染めるリタッチのように、年に1回を目安にホワイトニングしてもらっています。

↓写真はホワイトニングから1年経って、来院された方の歯の色の状態です。
完全には戻っていませんが、少し黄ばみが出てきました。リタッチも完全に戻る前にしていただくのがベストです。
後戻り

歯の正中のずれや捻じれのないように試適(仮縫い) で確認する。

こんにちは。鈴木歯科クリニック院長の鈴木喜之です。

片側だけの治療だったり、1本だけの治療の際には問題にならないのですが、前歯のブリッジだったり、 左右に渡る複数本の治療の際には、「歯の正中」や 「歯の捻じれ」に注意が必要
です。

もともと、下の前歯と上の前歯の正中がぴったり合う方は少ない のですが、上の前歯の正中が右や左にずれたり、傾いたり しますと違和感を感じます。

新しい歯を装着した時、治療室では簡単に手鏡でしか確認できません。

家に帰ってから、しげしげと 眺めると微妙な傾きや傾斜、捻じれ、でっぱり具合が 気になってしまうことがあります。

已むおえないこともたくさんあります。

それは患者様ご自身の元々の歯の生えている位置、方向が捻じれていたり、傾斜 していた時です。

ただ、歯科技工士の方は口や顔全体、左右の目の位置がわかりませんので、複数本の歯を製作する時に 「微妙なずれ」を生じることが出てくるのです。

このことを防ぐために歯科医は写真を撮影したり、 咬合器と呼ばれる口の中の咬み合わせを再現する 器械を使用します。

多くの患者様は「歯型をとったら次回は装着するもの」 と思っています。

ですので、左右にまたがる複数本の治療であったり、 ブリッジと呼ばれる歯を失った左右の歯を削った際には 「試適」と呼ばれる仮縫、「実際にあてがって 確認する」というステップも必要になります。

ずれがあった時には、修正後さらにもう一度 試適が必要になる時もあります。

せっかく何度も通院して、きれいな歯を手に入れる訳ですから、 焦らず、「試適」をしてご確認ください。

P.S
患者様の要望の確認をすればするほど、装着後には不満のない納得した第2の前歯を手に入れられます。

もちろん、歯科医も面倒くさがらず試適をしなければ いけません。

歯を白くしたい★自分にはどんな治し方が合いますか?

こんにちは。鈴木歯科クリニックの歯科衛生士杉沢です。
最近歯を白くしたいという患者様が多く来院されます。
予約ではホワイトニングをご希望されていても、実際に来院されてお話を伺うと、気になっている事に対して、ホワイトニングをしなくてもいい場合もあります。

どういうことかというと・・・。
皆さんはホワイトニングとクリーニング!どんな治療内容かご存知ですか?!

◆ホワイトニングはご自身の歯自体の色を白くしていく治療です。保険治療ではありません。ですので、治療費が1回15,000円かかります。歯を白くするジェルを歯に塗り、歯に光を当てて、歯の中から黄ばみを少しずつ分解して歯を白くしていきます。

◆クリーニングは保険適応でもできます。クリーニングは歯を虫歯や歯周病を予防するために定期的に口の中を除菌していく治療です。超音波などの機械を使ってそうじしていくので、ヤニや茶渋なども取れて、歯本来の色に戻り、白くなることもあります。

ホワイトニングとクリーニングでは全く治療内容が違います。ですので、来院の際は自分がどんなところに困っていて、白くしたいのかということを、コーディネータに伝えて、相談してみてください。患者さまのお口を見て、1番ベストな方法を院長や衛生士がアドバイスします。

 

お家でするホワイトニングはとても効果があるようです!

こんにちは。歯科衛生士の杉沢です。
みなさんはホワイトニングってご存知ですか?
ホワイトニングで歯の黄ばみをとって白い歯にする治療で、自費診療のため1回15,750円~かかります。
今までは女性の方が多く希望されていましたが、最近では男性の方も希望される方が増えてきました。
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この写真はお家ホワイトニングを行った方の症例です。
患者さまの歯型を取り、マウスピースを作ります。マウスピースに歯を白くするジェルを入れ、1日2時間装着してもらい、少しずつ白くしていく方法です。

この患者さまは毎日午前・午後と装着し、3週間続けたそうです。本当にパッと見て、「あっ!!白い歯ですね★」と言いたくなるくらい効果が出ています。

お家でするホワイトニングは、使わなければ全く歯は白くなりません。
しかし、使用して頂ければ、歯医者さんでホワイトニングするよりもかなりの効果を得ることができます。
ホワイトニングの欠点としては、歯がもろくなって、折れやすくなるということはありませんが。白くなった刺激で、歯が知覚過敏でしみてくることがあります。時間の経過でよくなりますが、しみる人もいれば、全然大丈夫な人もいるのでやってみないとわかりません。

 

鈴木歯科クリニックのホワイトニングの料金
歯科医院でのホワイトニング・・・・1回15,750円 (最低3回行います)
お家でホワイトニング・・・・・・・・・42,000円(マウスピース・ジェル代含む)

白い被せものを入れたいのですが、オススメの方法はありますか?その4

こんにちは。歯科衛生士の杉澤です。今日はよくご質問を受ける「ホワイトニング」についてお話します。

当院では歯が黄ばんで気になる方はもちろん、前歯をセラミックの被せものにされる場合も多くの方がホワイトニングを希望されています。

歯を治すときにホワイトニングした方がいいのか、しなくてもいいのか決めるポイントは1つです。
セラミックは高価なだけあって、丈夫ですし、変色もずっとしません。ですから、
患者様がセラミックを入れる際に今の周りの黄ばんでいる歯に合わせた黄色っぽいセラミックの歯を入れるか。
それとも
高価な歯を入れるんだから、被せない周りの歯を今よりの白くして、キレイな白い歯をいれるか。
ということで決まります。

ホワイトニングは1回では白くはなりません、ご自宅でされる場合は2週間(42,000円)、歯医者さんでする場合は最低3回(1回15,750円)は必要です。

1回のホワイトニングにかかる時間もともに、2時間程度はかかります。
ですので、費用と期間の面でよく検討していただき、余裕をもって治療できる方にはホワイトニングをおすすめしています。

先日こんな患者さまがいらっしゃいました。
昔から前歯3本が、他の歯よりも黒いのが気になっていたということで、黒い歯を削ってセラミックの歯に3本しました。
当時は年齢も年齢だし、隣の歯に合わせてこの3本が周りの歯と同じようになれば良いということで、特にホワイトニングもしませんでした。

治療から2,3年が経ち、定期的にクリーニングに通っているうちに、歯に関心を持つようになり、鏡を見る回数が多くなったそうです。
そうすると、やっぱり自分の歯は黄色いかもしれないといいことで、ホワイトニングして歯を白くしようと決めたそうです。

実際に今回ホワイトニングをされて歯は白くなりました。とても満足していただいたのですが、被せものはホワイトニング剤を塗っても白くはなりません。
あの時しとけば良かったなと、笑いながらおっしゃっていました。

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セラミックやジルコニアなどのかぶせ物を装着した時には、歯磨きのコツがあります

前歯のかぶせ物(=差し歯)を装着した際に、患者様は注意することがあります。
それはブラッシングです。
会話の時に前歯の付け根が黒く見える方がおられますが、ほとんどの場合、かぶせ物(差し歯)を装着している方です。

笑ったり、会話する時には見た目が悪いので気にされる方もいます。人と会話する時には手を無意識にあてられる方もおられます。

なぜ、そうなるかといいますと、歯科医が歯を削る際に、歯とかぶせ物の継ぎ目の設定位置が浅くなったことが原因の1つです。装着直後は継ぎ目が歯肉の中にあり、自然な歯のように見えるのですが、時間の経過とともに継ぎ目が露出してしまい恰好悪くなります。

また、以前よく装着されていたメタルボンドの場合、白い歯と言っても金属を使用した2層構造(金属+セラミック)ですので、金属色が白のセラミック部分をから透けてしまい、差し歯の付け根が黒っぽく見えます。一般に歯肉の厚みが薄い方に起こります。

でも、なんといっても最大の原因はブラッシングの仕方が強すぎて、歯肉が下がってくることにあります。特にシャカ、シャカと音を立てて横磨きしてはいけません。音がする時点でブラッシング圧が強すぎます。

せっかく手に入れた第2の自分の歯をきれいに維持するために、ブラッシング方法を変えてください。弱い力でゆするように横磨きをするか(音をたてない)、手首を返すような縦磨きがオススメです。

また、エイジング(経時的な変化)でも多少は歯肉が下がりますので、継ぎ目が見えることがあります。

きれいな白い歯を維持するために、患者様に唯一協力していただきたいのがブラッシングになります。

 

 

 

土台の柱(コア)も金属を使用しません

こんにちは。鈴木歯科クリニック院長の鈴木喜之です。

「本日は土台の柱(コア)も金属を使用しません」というテーマをお伝えします。

最近は、ただ虫歯の治療して痛みや腫れを治すのではなく、見た目も以前のように白くてきれいな歯を希望される方が多くなりました。

「従来の銀歯じぁイヤ!」という方です。

平たくいえば審美歯科治療とは「金属を使用しない治療であり、歯と同じような白い材質」を使用する治療であると言えます。

以前は、白い材質だけでは「咬む」という咀嚼圧に耐えきれず、欠けたり壊れたりするために
必ず金属も併用しました。

また、強度の問題だけではなく、適合性(ぴったりしているかどうか)も確実ではなかったのです。

しかしながら、最近では技術の進歩が進み、白くて硬い材料、しかも加工がしやすく、歯型にぴったり合う材料が出てきました。

その結果、最終的なかぶせ物は白くできるようになりましたが、土台の柱(コア)についても配慮が必要になります。

それは土台(コア)に金属を使用すると、かぶせ物が白くて透明感があるので透けてしまい、金属色が浮いて見えてくるという問題です。

一般に虫歯が大きかったり、歯の痛みがありますと歯の神経を除去します。

そうしますと、極端に歯の強度が落ちますとので、歯の強度を維持するために、土台の柱(コア)を装着します。かっては金属製の土台の柱(コア)を使用してきましたが、現在ではファイバーコアと呼ばれる土台の柱を使用しています。

ファイバー自体も白く、併用してレジン(白い樹脂のようなもの)を使用しますので、土台の柱(コア)も白くなります。

その後、金属を使用しないオールセラミックやジルコニアを装着することで、透明感のある白い歯を患者様に提供できます。

これからは、「土台はファイバーコア+かぶせ物はオールセラミックやジルコニア」という組み合わせ が審美歯科治療の基本になると思います。

 

 

 

 

 

白い被せものを入れたいのですが、オススメの方法はありますか?その3

こんにちは。歯科衛生士の杉沢です。
私は患者さまのメンテナンスやホワイトニングを担当させていただいています。
今日のテーマは前回の続き 審美歯科治療についての第三弾!!「白い被せものしたいのですか、おすすめの方法はありますか?」ということで、自費診療の被せものについてお話しています。
前回まで
「ジルコニア「イーマックス」という被せものについてご説明してきました。

今週は当院で行っている「メタルボンド」という被せものについてです。
メタルボンドとは  名前の通り メタル・・・金属 ボンド・・・接着
金属の上にセラミックを張り付けた被せものになります。

MBpng ←メタルボンドの見本

★メタルボンドのメリット
・強度があり、壊れにくい
・保険の差し歯に比べると、歯茎が青黒くなりにくい
・セラミックのため、ずっと綺麗な白さを保つことができる
・自費の差し歯の中では1番手頃

▲デメリット
・裏側を金属で作るため、強度的には安心だが、光が透過しないのでオールセラミックのような天然の歯に近い透明感はでない。
・オールセラミックに比べると歯ぐきの付け根が黒くなりやすい。
・歯の色は色見本から選ぶため、合いにくい歯の色もある。

s5011-110302-095547 ← 上の歯6本がメタルボンド
装着後何年も経っているが、変色は全くしていません。
しかし被せた継ぎ目は何となく、黒っぽく金属の色が出ているようです。

このようにセラミックの歯にも種類がいろいろあり、またそれぞれいい点が異なります。

誰にのわからないような、天然の歯に近くしたい!
奥歯だし、銀歯じゃなければ何でも良い!
など、自分はどのような歯にしたいのかというのを、具体的に考えてみると良いかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次週はホワイトニングについてお話します。