歯の色が気になる

歯の色を改善する方法

下記の理由で歯は変色します。
それぞれ変色の原因と対応方法を記載していますので、ご参照ください。

飲食物による場合

タバコ、コーヒー、お茶、ワイン、カレーなど飲食物には着色しやすいものがあります。着色の改善法としては、「ホワイトニング(薬剤を使った治療)」や「PMTC(専門器具を用いたクリーニング)」があります。ホワイトニングは本来の歯よりも白い色を希望される方、PMTCは歯本来の白さの回復を希望される方が対象となります。

「ホワイトニングと審美歯科治療の違い」に関してよく質問を受けますが、一般的には薬剤を用いて歯を白くする方法を「ホワイトニング」、歯を削りセラミックの詰め物・かぶせ物を利用する治療を「審美歯科」と言っています。また、ホワイトニングは再着色し、白さを維持するためには再ホワイトニング(タッチアップ)が必要となりますが、審美歯科治療では半永久的に白さを維持できるという違いがあります。

ホワイトニングの症例

担当医からのコメント

ホワイトニングには、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。どちらを選択されるかは患者様の生活スタイルにより異なりますので、まずはご相談ください。

PMTCの症例

担当医からのコメント

PMTCとは特殊な器具を用いて歯の着色汚れや、歯周病・虫歯の原因となる歯垢・歯石を除去する治療です。歯本来の白さを回復でき、かつ、虫歯・歯周病予防につながります。

薬(テトラサイクリン)による場合

テトラサイクリン系抗生物質は、以前は風邪薬のシロップとして一般に使用されていましたが、歯に対する副作用が報告され、最近では使用が控えられています。しかし、現在の20代後半から40代までは、幼少期に服用した人が多く、歯に薄い黄色の縞模様が認められる人が多いのが現状です。現在でも呼吸器疾患や、皮膚疾患などにテトラサイクリン系の抗生物質が使用されています。
テトラサイクリンによる変色の場合、ホワイトニングでの対処できる症例は限定されていますので、セラミック素材を利用した審美歯科治療を当院ではお勧めしています。下記の画像はテトラサイクリンの患者様をホワイトニングで対応した症例です。ほとんど変化がないことが分かると思います。

歯の外傷・神経が死んでしまった場合

歯の外傷や神経が死んでしまった場合、歯の色が茶褐色になることがあります。この場合、「ウォーキングブリーチ」や「セラミックを用いた審美歯科治療」を行います。ウォーキングブリーチとは歯の神経(歯髄)を取った後、歯の中に歯を白くする薬剤を入れ、変色した歯を白くする方法です。セラミックを用いた審美歯科治療は、一旦、神経を取り、コアと呼ばれる土台を立ててセラミックのかぶせ物をする治療になります。

ウォーキングブリーチの症例

セラミックを用いた審美歯科治療の症例

加齢による場合

年齢とともに歯が黄ばんだように見えてくるのですが、これは歯の表面のエナメル質がだんだんと薄くなり、エナメル質の下層にある黄色い象牙質の色が目立ってくるためです。また、象牙質自体も加齢とともに色が濃くなってくることも原因となります。「ホワイトニング(後戻り)」や「セラミックを用いた審美歯科治療(後戻り)」で対応します。

下の画像はセラミック治療とホワイトニングを併用した症例です。

担当医からのコメント

ビジネスで人と会うときには、相手の口元が気になってしまいます。処置したのは右上の前歯から糸切り歯までの3本です。この方はその後ホワイトニングまで希望されました。

かぶせ物が変色・歯肉がやせて継ぎが露出

コンポジットレジンと呼ばれるプラスチックの素材は、時間の経過と共に変色する性質を有しています。しかし、「セラミック素材」を利用することで半永久的に治療後の白さが維持されます。セラミック素材はコンポジットレジンよりも費用は掛かりますが、白さを維持し、より一層美しい歯を手に入れたい方はセラミック素材をお勧めいたします。

担当医からのコメント

コンポジットレジンによる詰め物は時間の経過とともに必ず変色します。特につぎはぎしたように見えるのは同じ歯を何度も治しているからです。変色が気になる時にはセラミックやジルコニアなどを利用すれば変色は起こりません。このケースでは上の前歯6本ジルコニアにして、下の前歯はホワイトニングをおこなっています

担当医からのコメント

審美歯科治療後のかぶせものは強いブラッシングや歯ぎしりなどの強い咬み合わせにより 歯肉退縮してきます。また継ぎ目を歯肉下1mmという深さに設定をしておこないと、継ぎ目が容易に見えてきてしまい、審美性が著しく損なわれます。問題のあるかぶせ物をすべて外し、金属を一切利用していないセラミック素材のかぶせ物に置き換え、神経が死んでしまった歯には根管治療を施しセラミックのかぶせ物をしました。

「歯科用顕微鏡」を利用した精密審美歯科治療

当院での審美歯科治療・根管治療では歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を利用した精密な治療を実施しております。詳しくはこちらをご参照ください。

料金表

審美歯科治療で利用するセラミックには複数の種類があります。
ジルコニア、オールセラミック、メタルボンドセラミックなどなど。それぞれ特徴、費用が異なりますので、詳しくはこちらをご参照ください。

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