「すきっ歯を治す時にはシュミレーションを!」 についてお伝えします
審美歯科治療をおこなっていて、意外と相談が 多いのが「前歯のすきっ歯が気になる」という 悩みです。
専門的には「正中離開」と言います。
歯の間がすいていますので、プラーク(細菌のかたまり)が付きにくく、虫歯でないことがほとんどです。
歯の状態もとてもきれいですが、見た目が「間が抜けた感じ」になるため 気にされる方は多いです。
治療方法としては1番ベストな方法は矯正治療です。
不要に歯を削らず、きれいな歯並びにできるからです。
でも、「前歯のすきっ歯」だけの理由で、矯正治療を望む方は実際には少ないです。
それは、なんといっても高額な治療になるということと、治療期間の長さからです。多くの患者様はイベントに向けて短期間で治すことを望んでいます。
ですから、歯並び全体がガチャガチャでなければ、「前歯の隙間を治す治療」は3つの方法になります。
1、ラミネートベニア
2、歯を全体削ってかぶせ物をする
3、プラスチックを詰める(コンポジットレジンと言います)
どれも一長一短がありますが、歯の隙間の大きさによってバランスがとるのが1番のポイントになります。
歯の隙間がなくなっても不格好な歯は嫌じゃないですか?
歯の隙間を埋めるということは歯の幅が大きくなって「太った歯」のようになることと同じです。
ですから、前歯の隙間が大きい時は2本の歯で隙間を埋まるのではなく、4本、もしくは6本
と本数を多くして、歯のバランスをとることになります。
ですので、是非シュミレーションをして欲しいと思います。
簡単な仮の歯を製作してそれを仮縫いのように あてがうことでイメージが正確に実感出来ますから。
費用は余分にかかってしまいますが、見た目が1番気になる前歯には吟味していいのかもしれません。
口でどんなに説明をしても自分の目でイメージを確認することが「こんなはずではなかった」という後悔をせずに済みます。